アヴァディス蒸溜所
Avadis Distillery
基本情報
| 所在地 | ドイツ・ラインラント=プファルツ州ヴィンヘリンゲン(ビルツィンゲン地区、54457)[1][2][3] |
|---|---|
| 創業 | 1824年(公式サイト・輸入元・Difford's Guide)。IHKトリーアは、蒸溜所の始まりを2004年、1824年を拠点の農家の創業年としている[4][3][5][6] |
| マスターディスティラー | アンドレアス・ヴァレンダー[7][5] |
| 蒸溜器(Difford's Guide) | 初留釜500リットル、再留釜300リットル(精溜塔付き)、5段の精溜塔付きポットスチル。蒸気ジャケット加熱、コンピューター制御[5] |
| 主な製品 | スリーランド・ウイスキー、フェルディナンズ ザール ドライジン、ザール クインス、ゴールドキャップ(Difford's Guide)[5] |
| 見学 | Difford's Guideの掲載では一般には受け付けていない[5] |
目次
国境に近い、人口100人ほどの村
アヴァディス蒸溜所があるのは、ドイツのヴィンヘリンゲンです。日本の輸入元は、モーゼル地方の「人口100名ほどの小さな村」と紹介しています。所在地の表記は、ヴィンヘリンゲンのビルツィンゲン地区。郵便番号は54457です。[3][1]
場所を詳しく言うと、フランス、ルクセンブルク、ドイツの国境が接する地域で、ワイン産地(ザール・モーゼル)にはさまれた丘の上です。州はラインラント=プファルツです。[1][2]
呼び名は資料で少し違います。ブランドの公式サイトは「ザール地方」の名を前面に出し、輸入元は「モーゼル地方ザール地区」、Difford's Guideは「モーゼル地方」と書きます。about-drinksは、ザールブルクの近くと説明しています。[4][3][1][8]
1824年と2004年、ふたつの年号
ブランドの公式サイトと輸入元、Difford's Guideは蒸溜所の創業を1824年としていますが、ドイツの商工会議所(IHK)トリーアの記事では、「ディスティラリー・アヴァディス」の始まりは2004年で、1824年は拠点になっているビルツィンゲンの農家の創業年という扱いです。deutsche-whiskys.deも創業を2004年とします。[4][3][5][6][2]
年号が二つあるのは、別の出来事を指しているからかもしれません。確かなのは、ヴァレンダー家が代々、この土地で上質な果実の蒸溜酒をつくってきたことです。公式サイトは、その技を受け継ぐ人物としてアンドレアス・ヴァレンダーを紹介し、飲料技術を学んだのち、蒸溜所を立ち上げたと書いています。[7]
IHKの記事で、ヴァレンダーは、父が農業とワイン造りのかたわら果実の蒸溜所をもっていたと語ります。兄弟のカルロと一緒に蒸溜所を始めたといいます。Difford's Guideは、育った実家の敷地に蒸溜所を建てたと伝えています。[6][5]
蒸溜器とつくり方
Difford's Guideの紹介では、1回目は500リットルの初留釜で、2回目は300リットルの再留釜(短い精溜塔の5段を閉じて使う)、3回目は5段の精溜塔を備えたポットスチルを使い、いずれも蒸気ジャケットで加熱してコンピューターで制御します。ただし、この設備がジンにも使われているかは分かりません。[5]
ジンの設備は、別の説明です。日本の輸入元は、ドイツのカール社に特注した銅製の自動制御式蒸溜器だといいます。Gin Foundryは、ポットスチルとヴェイパー・インフュージョン用の室を併用し、穀物からスピリッツまでを自前でつくると書いています。Difford's Guideの言葉では、穀物から瓶詰めまでを手がける「グレイン・トゥ・ボトル」の蒸溜所です。[3][9][10]
ウイスキー「スリーランド」とジン
ヴァレンダーは、「スリーランド・ウイスキー」の品質で知られる、とDifford's Guideは書きます。IHKの記事によると、スリーランド・シングルモルトの原料は、ドイツ、ルクセンブルク、フランスの三国境地域の大麦麦芽です。熟成には、白ワインの空き樽(バリック)を使います。[5][6]
製品は、Difford's Guideによると、スリーランド・ウイスキーと、フェルディナンズのザール ドライジン、ザール クインス、ゴールドキャップです。見学は、一般には受け付けていません(Difford's Guideの掲載)。[5]
年表
| 1742年 | ジリケン家が、ワイン造りの伝統を1742年までさかのぼると説明する年(ワイナリーの歴史ページ)[11] |
|---|---|
| 1824年 | アヴァディス蒸溜所の創業年とされる。IHKトリーアは、ビルツィンゲンの農家の創業年としている[4][5][6] |
| 2004年 | IHKトリーアとdeutsche-whiskys.deによると、ヴィンヘリンゲン=ビルツィンゲンで「ディスティラリー・アヴァディス」が始まる[6][2] |
| 2007年 | ドロテー・ジリケンが両親とともにジリケンのワイナリーの運営を始める[7] |
| 2013年 | フェルディナンズのブランドが始まる[7][3] |
アヴァディス蒸溜所の銘柄
参考資料
- Difford's Guide(Avadis Distillery 所在地)
- deutsche-whiskys.de(Avadis Distillery)
- 信濃屋・田地商店(田地商店直輸入ジン情報)
- Ferdinand's Gin 公式サイト(英語)
- Difford's Guide(Avadis Distillery)
- IHK Trier(So schmeckt der Saargau)
- Ferdinand's Gin 公式サイト(ドイツ語)
- about-drinks(Ferdinand's インタビュー)
- Gin Foundry(Ferdinand's Saar Dry Gin)
- Difford's Guide(Ferdinand's Saar Gin)
- Weingut Forstmeister Geltz-Zilliken 公式(歴史)
最終更新:2026-09-29 内容の誤りを知らせる