ホリールード蒸溜所
Holyrood Distillery
基本情報
| 所在地 | スコットランド・エディンバラ、19 St Leonard's Lane(EH8 9SH)[1][2] |
|---|---|
| 開業 | 2019年7月(最初の蒸溜は同年9月6日)[3] |
| 創業者 | ロブ・カーペンター、ケリー・カーペンター、デイヴィッド・ロバートソン[4][5] |
| 建物 | 1835年にエディンバラ・アンド・ダルキース鉄道の施設として建てられた建物(B級指定建造物)[4][3] |
| ウイスキーの蒸溜器 | ポットスチル2基(高さ7メートル。初溜5,000リットル、再溜3,750リットル)[4][3] |
| ジンの蒸溜器 | 250リットル1基(スロベニア製、2020年時点)[3][5] |
| 見学 | 毎日受け付け(2026年9月時点)[1] |
目次
エディンバラの鉄道の建物に、2019年に開いた蒸溜所
ホリールード蒸溜所は、エディンバラのセント・レナーズ・レーンにある蒸溜所です。建物は1835年にエディンバラ・アンド・ダルキース鉄道の施設として建てられたもので、英国の指定建造物(B級)になっています。[1][4][3]
創業者は3人です。カナダ人のロブとケリーのカーペンター夫妻は、ザ・スコッチ・モルト・ウイスキー・ソサエティのカナダ支部を立ち上げた人たち。もう1人のデイヴィッド・ロバートソンは、マッカランでマスターディスティラー(蒸溜の責任者)を務めました。WHISKY Magazine Japanによると、夫妻が構想を立てたのは2013年です。[4][5][3]
開業は2019年7月で、最初の蒸溜は同年9月6日でした。Whisky Magazineによると、資金は世界の個人投資家60人から集めた580万ポンドと、スコティッシュ・インベストメント・バンクの150万ポンド。同誌は、エディンバラで最後にモルトウイスキーが蒸溜されたのは1925年のグレン・シエンズだったと書いています。[3][4]
背が高く小さなポットスチルで、風味を試すウイスキーづくり
ウイスキー用の蒸溜器は2基です。LH StainlessとSpeyside Copper Worksがつくった、高さ7メートルのポットスチル(単式蒸溜器)で、ロバートソンは「業界でいちばん背が高く、いちばん小さい蒸溜器だと考えている」と話しています。[4]
容量は、発酵したもろみを最初に蒸溜する初溜釜が5,000リットル、その蒸溜液をもう一度蒸溜する再溜釜が3,750リットルです。年間の生産能力は、純アルコール換算で25万リットル。[3][4]
公式サイトは、酵母や麦芽、工程を変えて風味を探る、実験的で風味を第一にしたウイスキーづくりを掲げています。Whisky Magazineによると、開業時には花、果実、甘さ、スパイス、スモークの5つの方向の原酒を計画していました。[1][4]
ジン用の蒸溜器は250リットル
ジン用には、スロベニア製の250リットルの蒸溜器があります。WHISKY Magazine Japanによると、名前は「ジニー・ディーン」で、ウォルター・スコットの小説『ミドロージャンの心臓』の登場人物ジニー・ディーンズにちなむものです。2020年の時点では、ドライ、ピンク、オールドトム、スパイスドの4種のジンをつくっていました。[3]
The Gin Guildは、この蒸溜器を見学の体験に使われた250リットルのポットとコラムを組み合わせた蒸溜器と紹介しています。ハイト・オブ・アローズをどの蒸溜器でつくっているかは、公開された資料には見当たりません。[5]
ハイト・オブ・アローズは2021年の発売です。ボタニカルをジュニパーだけに絞り、スカイ島の海塩とエディンバラ・ハニー社の蜜蝋を合わせています。マネージング・ディレクターのニック・レイヴンホールは、ウイスキーのつくり手としてのDNAから蒸溜したジンだと話していました。[6][7][2]
販路の拡大
2024年9月のThe Drinks Businessによると、同蒸溜所はオランダの輸入・流通会社High Spiritsと組みました。輸出先は当時15の海外市場で、2025年初めにさらに10市場が決まっていました。2024年半ばの時点で、売上はすでに2023年の通年を15%上回っていたといいます。[8]
年表
| 1835年 | エディンバラ・アンド・ダルキース鉄道の施設として、現在の蒸溜所の建物が建つ[4][3] |
|---|---|
| 2013年 | カーペンター夫妻が蒸溜所の構想を立てる[3] |
| 2019年7月 | 開業[3] |
| 2019年9月6日 | 最初の蒸溜[3] |
| 2021年 | ハイト・オブ・アローズを発売(Just Drinksは8月から販売、The Scottish Gin Societyは9月時点で酒販店に並び、蒸溜所サイトでは9月下旬から)[7][6][5] |
| 2024年9月 | オランダのHigh Spiritsとの提携が報じられる。輸出先15市場に、2025年初めにさらに10市場を加える予定[8] |
ホリールード蒸溜所の銘柄
参考資料
- Holyrood Distillery
- Holyrood Distillery
- WHISKY Magazine Japan
- Whisky Magazine
- The Gin Guild
- The Scottish Gin Society
- Just Drinks
- The Drinks Business
最終更新:2026-10-01 内容の誤りを知らせる