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GIN BRANDボビーズ スキーダム ドライ ジン
Bobby's Schiedam Dry Gin
- 生産国オランダ スキーダム
- 度数42.0%
2014年に始まったスパイス香るドライジンで、蒸溜はスキーダムのヘルマン・ヤンセン蒸溜所とされます。
東西の素材を半分ずつ仕入れるとする8種のボタニカルを、1種類ずつ別々に蒸溜して調合します。
販売元は「フレッシュで芳香がある」と紹介し、クローブを刺したオレンジのジントニックを提案しています。
銘柄スペック
| 銘柄名 | ボビーズ スキーダム ドライ ジン(Bobby's Schiedam Dry Gin) |
|---|---|
| アルコール度数 | 42.0% |
| 誕生 | 2014年 |
| 蒸溜所 | ヘルマン・ヤンセン蒸溜所 |
ボビーズ スキーダム ドライ ジンを購入できるサイト
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目次
スキーダムで2014年に始まった、スパイス入りのドライジン
ボビーズ スキーダム ドライ ジンは、オランダのスキーダムでつくられるドライジンです。始まりは2014年です。創業したのは、セバスティアン・ファン・ボッケル(Sebastiaan van Bokkel)とダヴィッド・ブロム(David Blom)の2人です。[1][2]
度数は42.0%です。ドイツの販売元Rising Brandsの製品ページには、容量0.70リットルとともに載っています。Difford's Guideも42%と書き、この銘柄を「スパイシー・ジン」の部門に入れています。[3][4]
公式サイトの自己紹介は「インドネシアの魂に後押しされた、洗練されたDutch Courage(オランダの勇気)」。そこに、フレッシュでスパイスが前に出るスキーダム・ジンだと続きます。Dutch Courageは「オランダの勇気」の意味で、Difford's Guideによると、オランダでの戦いに加わった英国兵がジュネヴァを知り、その酒が与えてくれた「勇気」の話を本国に持ち帰ったのが言葉の由来です。同じ資料は、これを1585年のこととして紹介しています。[5][6]
ボタニカルは8種類。東の素材と西の素材が半分ずつ
ボタニカルは8種類です。西側の素材は、ジュニパーベリー、コリアンダーシード、フェンネルシード、ローズヒップ。東側の素材は、レモングラス、クローブ、シナモン、クベバです。ブランドは、東と西から半分ずつ仕入れていると説明しています。[3][1][2][7]
つくり方の特徴は、ボタニカルを1種類ずつ別々に蒸溜すること。ブランドによると、創業者たちは開発に2年をかけ、その途中で、素材ごとに分けて蒸溜するのがいちばん良い結果になると気づいたそうです。Gin Foundryによると、素材を別々に蒸溜して各蒸溜液を調合する方法で、容量600リットルまたは3,000リットルの銅製ポットスチルを使います。[1][2]
蒸溜を受け持つのは、1777年から続くスキーダムの家族経営の蒸溜所、ヘルマン・ヤンセンです。Gin Foundryは、セバスティアン・ファン・ボッケルがこのブランドを同蒸溜所と共同で所有していると書いています。Difford's Guideも、ヘルマン・ヤンセンの製品としてこのジンを挙げています。[2][4][8]
ブランドが語る物語:祖父ボビーのスパイス
ブランド名の「ボビー」は、ヤコブス・“ボビー”・アルフォンス(Jacobus “Bobby” Alfons)のことです。ブランドによると、創業者2人の祖父にあたる人物で、インドネシアのアンボン島の出身です。アンボン島のナク(Naku)からオランダへ渡ったのは1951年と、販売元のRising Brandsは紹介しています。[3][1]
ボビーは、オランダのジュネヴァに、故郷を思い出すスパイスを漬け込んでいたそうです。使ったのは、家に伝わるスパイスの調合「ピナン・ラチ(Pinang Raci)」。この言葉は「スパイスのごたまぜ」という意味だと、ブランドのピナン・ラチ専用サイトは説明しています。同サイトは、現行のピナン・ラチ・ジンに使うスパイスブレンド No.1 の中身として、ダウン・サラム、ターメリック、ガランガル、ショウガ、スイートオレンジ、クローブ、シナモン、レモングラス、クベバ、コリアンダー、ジュニパーです。[1][9]
Gin Foundryによると、古い瓶を見つけたのは孫のセバスティアンで、2012年のことでした。1950年代の家族のレシピをもとに、現代のジンに仕立て直したのが、ボビーズのジンです。[2]
ボトルは、ジュネヴァの瓶にイカットの柄
ボトルの形は、昔ながらのジュネヴァの瓶「クルイク(kruik)」を現代風にしたものです。Gin Foundryによれば、茶とグレーの燻したようなガラスに、インドネシアの伝統柄イカットがスクリーン印刷されています。オランダの販売元A Brand New Dayも、ジュネヴァの瓶を思わせる形にイカットの柄だと説明しています。[2][7]
ジュネヴァの町、スキーダム
ボビーズが生まれたスキーダムは、ジュネヴァの産地として知られる町です。ジュネヴァはオランダの伝統的なジンです。Difford's Guideによれば、シルヴィウス教授は1572年ごろ、穀物のスピリッツにジュニパーの油を加えて「ジュネーヴル」と名づけ、薬として使いました。1595年の記録には、ジュニパーで風味づけしたモルトワイン(moutwijn)を売る姿が残っています。1575年にはアムステルダムでボルス家が蒸溜所を構え、最初につくった一族ではないものの、ジュネヴァを最初に商品として売り出した一族だと、同じ資料は書いています。[6]
スキーダムは、もとは漁村でした。Difford's Guideは、それが17世紀に、ヨーロッパ有数の穀物蒸溜の中心地に変わったと書いています。マース川の河口に近く、北海に面した港があったため、穀物の取引所が栄え、原料も出荷手段も手に入りやすかったからです。[6][10]
最盛期の数字は資料によって少しずれます。Difford's Guideは1882年に394の蒸溜所、The Scotsmanは1880年に400の蒸溜所と書いています。その後、連続式蒸溜器の普及で規模の大きい蒸溜所が有利になり、数は減りました。1945年には、ジュネヴァの蒸溜所が38まで減っています。ロンドン・ドライジンという、安くてクリーンな酒の台頭も追い打ちになったと、Difford's Guideは述べています。同じページは、稼働する蒸溜所を4つとしています(掲載年は不明)。[10][11]
メーカーが紹介する飲み方と、ボビーズのラインナップ
味わいについて、Rising Brandsはこのジンを「フレッシュで芳香がある」と紹介しています。飲み方の提案は、ジントニック。A Brand New Dayはオレンジのスライスに、クローブを3つ添えるよう勧めています。Rising Brandsの提案は、ほろ苦い炭酸のトニックウォーターに、クローブを刺したオレンジのスライスです。[3][7]
ラインナップは、ドライジンだけではありません。公式サイトによると、ジンの発売から3年後にジュネヴァ「ボビーズ・スキーダム・ジュネヴァ」を出しました。Rising Brandsの製品ページでは、度数は38.0%で、「レモンやハーブの特徴があり、ペッパーのような余韻」と紹介されています。ピナン・ラチのスパイスをきかせたジンは度数42.0%。同社は「ダウン・サラム、ターメリック、ガランガルの豊かで温かな香り」と説明しています。缶入りのレディ・トゥ・ドリンクもあると、A Brand New Dayは案内しています。[12][3][7]
ボタニカル
色付きはこの銘柄の特徴となるボタニカルです。
つくり手:ヘルマン・ヤンセン蒸溜所
ヘルマン・ヤンセンは、オランダのスキーダム、ザイルストラート6番地にある蒸溜所です。Difford's Guideによれば、創業は1777年。同誌は「Herman Jansen Beverages, Distillery De Tweeli…
ヘルマン・ヤンセン蒸溜所の歴史とつくり方を読む >よくある質問
- ボビーズ ジンはどこでつくられていますか。
- オランダのスキーダムです。Gin Foundryは、1777年から続く家族経営のヘルマン・ヤンセン蒸溜所でつくられていると紹介しています。
- ボタニカルは何種類ですか。
- 8種類です。ジュニパーベリー、コリアンダーシード、フェンネルシード、ローズヒップ、レモングラス、クローブ、シナモン、クベバを、1種類ずつ別々に蒸溜しています。
- ボビーとは誰ですか。
- ブランドによると、創業者2人の祖父で、インドネシアのアンボン島出身のヤコブス・アルフォンスのことです。オランダのジュネヴァにスパイスを漬け込んだ人だと語られています。
参考資料
- About Drinks(David Blom へのインタビュー)
- Gin Foundry
- Rising Brands(ドイツの販売元)
- Difford's Guide(Bobby's Schiedam Dry Gin)
- Bobby's Dry Gin(公式サイト トップ)
- Difford's Guide(ジンの歴史 1572年〜1600年代初頭)
- A Brand New Day(オランダの輸入・販売元)
- Difford's Guide(Herman Jansen Beverages 沿革)
- Bobby's Pinang Raci(公式サイト)
- Difford's Guide(Nolet Distillery 所在地・スキーダムの歴史)
- The Scotsman(スキーダム紹介記事)
- Bobby's Dry Gin(公式サイト Spirits)
最終更新:2026-09-29 内容の誤りを知らせる