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GIN BRAND

コーヴァル ドライ・ジン

KOVAL Dry Gin

コーヴァル ドライ・ジンのボトル

米国シカゴのKOVAL蒸溜所がつくる、有機ライ麦のドライジンです。

自社の有機ライ麦のホワイトウイスキーを土台に、13種のボタニカルを使います。

メーカーは、ジュニパーと野の花の香りで、ドライでいきいきした味わいだと紹介しています。

銘柄スペック

銘柄名コーヴァル ドライ・ジン(KOVAL Dry Gin)
アルコール度数47.0%
誕生2014年
蒸溜所KOVAL蒸溜所

コーヴァル ドライ・ジンを購入できるサイト

PR/アフィリエイトリンク。価格・在庫は各販売サイトでご確認ください。

目次

  1. 2014年11月に発売を発表した、有機ライ麦のジン
  2. ベースは有機ライ麦のホワイトウイスキー。原酒から自社でつくる
  3. 13種類の「森のボタニカル」。名前が公表されているのは5種
  4. ブランドが語る物語:ジンが好きでなかった二人の挑戦
  5. メーカーが紹介する味わいと飲み方
  6. 派生品とラインナップ(2026年9月時点)

2014年11月に発売を発表した、有機ライ麦のジン

2014年11月10日。KOVAL蒸溜所が、有機のスモールバッチ・ドライジンの発売を発表しました。発表文は、KOVALをウイスキー、ブランデー、リキュール、ウォッカをつくる蒸溜所と紹介したうえで、新しいドライジンの発売を伝えています。度数は47.0%。発表文は、市場にあるほかのジンより高い度数だと書いています。[1]

KOVALは米国シカゴの蒸溜所です。創業は2008年。ロバート・ビルネッカー博士とソナット・ビルネッカー・ハート博士の夫妻が立ち上げました。公式サイトは、シカゴで1800年代半ば以来はじめて開かれた蒸溜所だと説明しています。ロバートはオーストリア出身で、蒸溜家としては3代目にあたります。[2]

KOVALという名は、東欧の多くの言語で「鍛冶屋」を意味します。イディッシュ語には「前へ切り開いて進む人」という意味もあるそうです。ソナットの曽祖父と、ロバートの祖父の姓であるシュミット(Schmid、ドイツ語で鍛冶屋にあたる言葉)にちなんだ名です。[2]

発表文はラベルについても説明しています。フレキソ印刷の紙に金箔、エンボス、レーザーカット、抜き加工をほどこしたもので、環境に配慮した技法で仕上げたと説明しています。[1]

ベースは有機ライ麦のホワイトウイスキー。原酒から自社でつくる

土台は、有機ライ麦でつくったホワイトウイスキー(色のついていないウイスキー原酒)です。公式ページによると、穀物は地元のオーガニックの農場で育てたもの。発表文も、自社の白いウイスキーが土台だと述べています。[3][1]

公式ページは、多くのジンが工業的につくられた中性のグレーンスピリッツを使うのに対し、自分たちは原酒の仕込みと蒸溜を自社で行うと説明しています。穀物はシカゴ近郊の農場から。どのボトルも、有機の農場までさかのぼれるといいます。[4]

蒸溜は「ハートカット」だけです。蒸溜の初めに出るヘッドと終わりに出るテールは捨て、まんなかの澄んだ部分だけを取る方法です。認証は2つ。製品は有機認証(MOSA)を受け、ユダヤ教の食の規定に沿ったコーシャ認証(OU)も受けていると、公式サイトは書いています。[3][4][2]

蒸溜所の蒸溜器はポットスチルです。ドイツのKothe社が手づくりした、容量5,000リットルのものです。細長いウイスキー用のヘルメット(蒸溜器の首の部分)、特別な蒸溜塔、独自のバブルキャップ構造を備えると、公式ページは紹介しています。ジンに使う設備は不明です。[2]

13種類の「森のボタニカル」。名前が公表されているのは5種

ボタニカルは13種類。確認した範囲では、配合は公表されていません。公式ページは「woodland botanicals(森のボタニカル)」と呼びます。名前が分かるのは、ジュニパーベリー、アンジェリカルート、コリアンダーシード、グレインズ・オブ・パラダイス、ローズヒップの5種です。[3][1][5]

残る8種の名前は、確認した公式サイトのページからは分かりません。ボタニカルを入れるのは、蒸溜の2つの段階。公式ページはこれを「デュアル・ボタニカル・プロセス」と呼んでいます。どのボタニカルをどの段階で加えるかは、公式ページに書かれていません。[4]

ブランドが語る物語:ジンが好きでなかった二人の挑戦

米国の酒のサイトBevvyの記事で、ソナットは「二人ともジンが好きではなかった。だから、私たちでも好きになれるジンをつくる挑戦として取り組んだ」と語っています。ソナットの言葉では「ハードコアなジン」をめざしたそうです。ジュニパーの比率を中心に、風味の配合を何度も試したといいます。[6]

Gin Foundryによると、夫妻はシカゴでの蒸溜を禁じていた1930年代の法律と2年間向き合い、蒸溜所は2010年に営業を始めました。公式サイトの創業年は2008年です。[7][2]

メーカーが紹介する味わいと飲み方

公式ページは、ジュニパーと野の花が香りをつつみ、味わいはドライでいきいきしていて、エメラルド色の草、金色の柑橘、白胡椒のニュアンスがあり、丸みのある花の厚みが感じられると紹介しています。[3]

ノートは次のとおりです。香りはラベンダーとハイビスカスの花、ライムのような柑橘、松とスペアミント。口に含むと柑橘と松が来て、花の風味が続き、マルメロ、バニラ、白グレープフルーツ、砕いたジュニパーが現れるとされています。余韻は非常にドライ。アニス、胡椒、ビターオレンジの皮があり、松のようなジュニパーの名残がバラの花に変わっていくそうです。これは公式の味わいの表現で、ボタニカルの一覧ではありません。[3]

飲み方について発表文は、そのまま飲めるほど引き締まっている、と書いています。加えて、クラシックなカクテルにも現代的なカクテルにも合う、複雑さのあるベースだとも説明しています。[1]

派生品とラインナップ(2026年9月時点)

2026年9月時点の公式サイトのジンの一覧には、ドライジンのほか、バレルドジン、クランベリー・ジン・リキュール(限定版を含む)、そして「Thresh & Winnow(スレッシュ・アンド・ウィノー)」の名を冠した2種が並びます。2種のうちフォレ・ジンはしそ、シトリン・ジンは柚子を前面に出すと紹介され、どちらも90プルーフ(度数45.0%)です。[8]

バレルドジンは、ドライジンと同じ13種のレシピを、自社のウイスキー樽で熟成させたものです。熟成は約6か月。度数は47.0%。バニラとバタースコッチの風味がある、と公式ページは紹介しています。[9][8]

ボタニカル

色付きはこの銘柄の特徴となるボタニカルです。

つくり手:KOVAL蒸溜所

KOVAL蒸溜所の創業は2008年。ロバート・ビルネッカー博士とソナット・ビルネッカー・ハート博士の夫妻が立ち上げました。公式サイトは、シカゴで1800年代半ば以来はじめて開かれた蒸溜所だと説明しています。トップページの表現は「禁酒法以来」…

KOVAL蒸溜所の歴史とつくり方を読む >

よくある質問

KOVAL ドライジンの度数は何%ですか。
公式サイトでは47%(94プルーフ)です。2014年の発売時の発表文にも47%とあります。日本で流通する品の度数は、輸入元の情報を確認できていません。
何を原料にしたジンですか。
有機ライ麦でつくったホワイトウイスキーがベースです。これを自社で仕込み、蒸溜しています。ボタニカルは13種類で、公式に名前が公表されているのはジュニパーベリー、アンジェリカルート、コリアンダーシード、グレインズ・オブ・パラダイス、ローズヒップの5種です。
KOVALはどこの蒸溜所ですか。
米国シカゴの蒸溜所で、2008年にロバート・ビルネッカー博士とソナット・ビルネッカー・ハート博士の夫妻が創業しました。公式サイトは、シカゴで1800年代半ば以来はじめて開かれた蒸溜所と説明しています。

参考資料

  1. KOVAL Distillery(プレスリリース、2014年11月10日、PRWeb配信)
  2. KOVAL Distillery(Our Story)
  3. KOVAL Distillery(Dry Gin 製品ページ)
  4. KOVAL Distillery(Dry Gin 紹介ページ)
  5. Difford's Guide
  6. Bevvy(From Doctorates to Double Gold: The Story of Koval Distillery)
  7. Gin Foundry
  8. KOVAL Distillery(ジン製品一覧)
  9. KOVAL Distillery(Barreled Gin 製品ページ)
  10. KOVAL Distillery(トップページ)

最終更新:2026-09-29 内容の誤りを知らせる