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GIN BRAND

マルフィ ジン コン リモーネ

Malfy Gin Con Limone

マルフィ ジン コン リモーネのボトル

イタリア・トリノ近郊のトリノ・ディスティラーティが蒸溜する、レモンのジンです。

レモンの皮をアルコールに浸し、ボタニカルとともに低温の真空蒸溜にかけます。

メーカーは、はじけるような柑橘の香りと、長く複雑な余韻があると紹介しています。

銘柄スペック

銘柄名マルフィ ジン コン リモーネ(Malfy Gin Con Limone)
アルコール度数41.0%
容量700ml
誕生2016年
蒸溜所トリノ・ディスティラーティ

マルフィ ジン コン リモーネを購入できるサイト

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目次

  1. トリノ近郊の家族の蒸溜所と、ニューヨークの会社が組んだ
  2. レモンの皮をアルコールに浸し、搾った液ごと蒸溜する
  3. ボタニカル
  4. 低い温度で蒸溜して、レモンの香りを保つ
  5. ブランドが語る物語
  6. 2019年、ペルノ・リカールの傘下へ
  7. メーカーが紹介する味わいと飲み方

トリノ近郊の家族の蒸溜所と、ニューヨークの会社が組んだ

マルフィ ジンを蒸溜しているのは、トリノ近郊のモンカリエーリで1992年からヴェルニャーノ家が営む蒸溜所、トリノ・ディスティラーティです。[1][2][3]

もとはヴェルニャーノ家が少量ずつつくっていたこのジンを広く売り出したのは、ニューヨークのビガー&リースです。創業者のエルウィン・グラッドストーンがヴェルニャーノ家と組んでこのジンを世界に広げることにし、2016年3月、米国で「マルフィ ジン」を発売しました。当時の容量は750ml、度数は41.0%。希望小売価格は30ドルでした。次の狙いはヨーロッパやオーストラリアでした。[4][5][6]

最初の商品が、このレモンのジンでした。2018年2月にジュニパーを前に出した「オリジナーレ」が加わったとき、業界誌Bar Businessは、コン リモーネを「ブランドの最初の商品」と書いています。[7]

レモンの皮をアルコールに浸し、搾った液ごと蒸溜する

「コン リモーネ」はイタリア語で「レモン入り」。製品ページには「Quello con il limone(レモンが入ったほう)」というひと言が添えられています。日差しを浴びて熟したイタリアのレモンとアマルフィ産のレモンの皮が、手摘みのジュニパーやほかのボタニカルを引き立てる、という紹介です。[8]

アマルフィのレモンについて、Bar Businessは、アマルフィ海岸の「名高いスフザート・レモン」を使うと書いています。[7]

レモンは、先に液にします。ジンの情報サイトGin Foundryは、2016年の発売時に、アマルフィ海岸産とシチリア産のレモンの皮をおよそ2対8の割合で混ぜていると伝えました。この皮を小麦からつくったアルコールに浸し、昔ながらのバスケットプレス(かご型の圧搾機)で搾ってから、できたレモンの液をほかのボタニカルと一緒に蒸溜します。[5]

Difford's Guideの説明も同じ順序で、アマルフィ海岸のレモンの皮をイタリア産の穀物からつくったアルコールに浸し、バスケットプレスで搾ってから、ボタニカルとともに低い温度の真空蒸溜器にかけるとしています。ブランドを持つペルノ・リカールも、原料を「アルコールに浸してから」低温で蒸溜すると説明しています。[9][10]

ボタニカル

製品ページで名前が挙がるのは、手摘みのジュニパー、イタリアのレモン、アマルフィ産のレモンの皮の3つです。数は書かれていません。[8]

専門サイトでは7種類。Gin Foundryはレモンのほかに、ジュニパー、コリアンダーシード、カシア、リコリス、グレープフルーツの皮、オレンジの皮を挙げています。Difford's Guideはジュニパー、コリアンダーシード、レモンの皮に「ほか4種」。Bar Businessは「イタリア産のジュニパーとほか5種のボタニカル」にアマルフィのレモンを加えたもの、という書き方です。[5][9][7]

ブランド全体としては、ジュニパーとイタリアのレモンに、シチリア産のピンクグレープフルーツとブラッドオレンジを使うと公式サイトは説明しています。合わせる水はイタリアの水。ペルノ・リカールによれば、北西部ピエモンテ州のものです。[1][10]

低い温度で蒸溜して、レモンの香りを保つ

つくり方は真空蒸溜。釜の中を真空に近づけ、低い温度で沸かします。ブランドはこれを「コールド・ディスティレーション(低温蒸溜)」とも呼び、低い温度で蒸溜することでボタニカルの新鮮さと風味を保つと説明しています。[1][5]

Gin Foundryによると、蒸溜器はステンレス製の特注品で、中を真空の状態にしたまま60℃に保って蒸溜します。かかる時間は3〜4時間です。同じような装置を使う例として、Gin Foundryはニューヨーク・ブルックリンのグリーンフック・ジンスミスを挙げています。[5]

蒸溜のあとは冷却ろ過で油分の一部を除いて41%で瓶詰めし、ブランドのFAQでも度数はマルフィの4種類すべてで41%とされています。例外は南アフリカ向けの43%だけ。[5][1]

ブランドが語る物語

ジンはイタリア生まれ。ブランドはそう主張しています。2016年の発売時、グラッドストーンは「ジンはイギリス人やオランダ人よりずっと前に、イタリアで発明された」と語りました。[4]

2018年にオリジナーレを発表したときの説明では、ジュニパーの蒸溜酒を最初につくったのは、アマルフィ海岸の修道院にいたイタリアの修道士だといいます。時代は1050年にさかのぼるとされ、オリジナーレのレシピは、その修道士たちへのオマージュだと紹介されています。[7]

舞台はアマルフィ海岸です。そこでは時間の流れ方が違い、マルフィはその「ラ・ドルチェ・ヴィータ(甘い生活)」を体現している、とブランドは語ります。[11]

ブランドの説明では、栓はイタリア産のオークで、ボトルの鮮やかな色の輪は、レシピに使う柑橘とイタリアの海岸の明るい雰囲気を表しており、2016年の発売時には海の青のラベルが使われていました。[1][4]

2019年、ペルノ・リカールの傘下へ

2019年4月17日、フランスのペルノ・リカールは、ビガー&リースからマルフィを買い取ることで合意したと発表しました。買収の完了は6月20日。金額は公表されていません。[3][12][6]

当時の品ぞろえはオリジナーレ、コン リモーネ、コン アランチャ、ローザの4種類で、米国、英国、ドイツを中心に30以上の市場で売られていたといいます。The Spirits Businessは、ビーフィーター、プリマス、シーグラム、モンキー47、ウンガヴァに続く、同社6つ目のジンだと伝えています。[3][6][13]

2026年9月に確認した公式サイトのFAQも、蒸溜所としてモンカリエーリのトリノ・ディスティラーティを挙げています。[1]

メーカーが紹介する味わいと飲み方

メーカーの紹介では、色は透明。香りは「はじけるような柑橘に、ジュニパーが背景に控える」、味わいは「レモンの刺激と、長く複雑な余韻」とされています。[8]

日本では、ペルノ・リカール・ジャパンが2021年5月17日の発売予定として案内しました。容量は700ml、度数は41.0%。イタリアンレモンやジュニパーなどイタリア産のボタニカルを使い、アニス、柑橘、コリアンダーを感じさせる複雑な風味が特長だと紹介しています。[14]

基本はトニック割りです。氷の上に注いでトニックで割り、柑橘の大きなスライスを添える。これがブランドの勧める飲み方です。公式レシピのジントニックでは、コン リモーネ50mlにフィーバーツリーのメディテラニアン・トニック150mlを注ぎ、レモンの輪切りを飾ります。[1][15]

カクテルのレシピもあります。フィーバーツリーのアロマティック・トニックで割り、白いヴェルモットを5ml足して、レモンピールとオレガノを添える「ジントニカ」。レモン果汁と砂糖のシロップと一緒にシェイクしてからレモンのソルベを浮かべ、プロセッコを注ぐ「スグロッピーノ」。サンペレグリノのアランチャータ・ロッサとプロセッコで割る「チャオ・マルフィ・スプリッツ」もあります。[16][17][18]

ボタニカル

色付きはこの銘柄の特徴となるボタニカルです。

つくり手:トリノ・ディスティラーティ

トリノ・ディスティラーティは、イタリア北西部ピエモンテ州、トリノ近郊のモンカリエーリにある蒸溜所です。本社はアール・ヌーヴォー様式の歴史ある建物に入り、生産設備は20世紀に建てられたものだと同社は紹介しています。

トリノ・ディスティラーティの歴史とつくり方を読む >

よくある質問

マルフィ ジン コン リモーネはどこでつくられていますか。
イタリア北部、トリノ近郊のモンカリエーリです。蒸溜所はトリノ・ディスティラーティ。
度数はどれくらいですか。
41%です。例外は南アフリカ向けの43%です。
どこの会社のブランドですか。
2019年に、ペルノ・リカールが前の持ち主のビガー&リースから買い取りました。2026年9月時点の公式サイトでは、蒸溜所はモンカリエーリのトリノ・ディスティラーティです。

参考資料

  1. Malfy Gin(公式サイト About Us/FAQ)
  2. Torino Distillati(公式サイト History)
  3. Pernod Ricard(2019年4月17日 買収合意の発表)
  4. The Spirits Business(2016年3月7日)
  5. Gin Foundry(Malfy Gin、2016年。ページ表記 03/04/2016)
  6. The Spirits Business(2019年6月20日)
  7. Bar Business Magazine(2018年2月14日)
  8. Malfy Gin(公式サイト コン リモーネ製品ページ)
  9. Difford's Guide(Malfy Con Limone Gin)
  10. Pernod Ricard(ブランド紹介 Malfy)
  11. Malfy Gin(公式サイト トップページ)
  12. Pernod Ricard(2019年6月20日 買収完了の発表)
  13. The Spirits Business(2019年4月17日)
  14. イエノミスタイル(株式会社コンテンツブレイン運営。酒類・食品卸イズミックの新商品情報欄「イズミック マーケットアイ」、2021年4月6日)
  15. Malfy Gin(公式サイト Con Limone Gin & Tonic)
  16. Malfy Gin(公式サイト Con Limone Gintonica)
  17. Malfy Gin(公式サイト Sgroppino)
  18. Malfy Gin(公式サイト Ciao Malfy Spritz)

最終更新:2026-09-29 内容の誤りを知らせる