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GIN BRAND

サントリー ジャパニーズクラフトジン ROKU〈六〉

ROKU Japanese Craft Gin

サントリー ジャパニーズクラフトジン ROKU〈六〉のボトル

サントリーが大阪工場でつくる、桜や煎茶など6種の和素材を使うジャパニーズクラフトジンです。

素材ごとに蒸溜器と蒸溜方法を選んで原料酒をつくり分け、それをブレンドして仕上げます。

サントリーは、日本の四季を感じる華やかな香りと、爽快感と優しさをあわせ持つ味わいと紹介しています。

銘柄スペック

銘柄名サントリー ジャパニーズクラフトジン ROKU〈六〉(ROKU Japanese Craft Gin)
アルコール度数47.0%
容量700ml
誕生2017年
蒸溜所サントリー大阪工場 スピリッツ・リキュール工房

サントリー ジャパニーズクラフトジン ROKU〈六〉を購入できるサイト

PR/アフィリエイトリンク。価格・在庫は各販売サイトでご確認ください。

目次

  1. 「六」という名前と誕生
  2. 和素材は旬に摘み、鮮度を保ったまま使う
  3. 4基の蒸溜器を使い分けるつくり方
  4. ブランドが語る物語
  5. 六角形のボトルと「六」の筆文字
  6. メーカーが紹介する味わいと飲み方
  7. 販売の約9割は海外
  8. 季節ごとの限定品

「六」という名前と誕生

ROKU〈六〉は、サントリーが大阪工場でつくるジャパニーズクラフトジンです。名前は日本語の「六」です。ブランドは、6種の和素材と六角形のボトルにちなむと説明しています。[1][2]

開発したのはサントリーとビームサントリー社で、サントリーは、両社が互いの知見を持ち寄って共同で開発し、発売した初めてのブランドだとしています。[3]

開発者の一人は鳥井和之氏です。2024年7月のWHISKY Magazine Japanの記事では、2019年からジン&スピリッツの技術顧問とグローバルブランドアンバサダーを務めていると紹介されています。WHISKY Magazine Japanは、共同開発チームが3,000時間を超える社内議論と、1,000人以上への消費者調査を経てこのジンを仕上げたと伝えています。[4][5]

国内では2017年7月4日に700ml・47%で全国発売され、同じ7月には、9月から海外でも売り出すことが、最初の市場となるドイツ、台湾、東南アジアの名前とともに報じられました。[6][7][8]

和素材は旬に摘み、鮮度を保ったまま使う

6種の和素材は、日本の四季に振り分けられています。春の桜花と桜葉、夏の煎茶と玉露、秋の山椒、冬の柚子です。サントリーは、どの素材もいちばん良い状態にある「旬」の時期に収穫し、鮮度を保ったまま浸漬と蒸溜に使うとしています。[2]

英語版の公式サイトは、素材ごとの持ち味も紹介しています。桜はほのかな塩気を帯びた上品な花の香り、煎茶と玉露は心地よい甘みと豊かな奥行き、山椒は控えめなスパイス感を受け持ちます。柚子の皮は、花の香りを含んだ明るい柑橘の酸味です。[1][9]

桜の品種名は、2026年に始まった大阪工場の見学ツアーの案内に出てきます。ツアーでは、ROKU〈六〉の素材として大島桜、八重桜、ジュニパーベリー、レモン、ビターオレンジなどが展示されています。[10]

和素材と組み合わせるのは、伝統的なジンのボタニカル8種です。ジュニパーベリー、コリアンダーシード、アンジェリカルート、アンジェリカシード、カルダモン、シナモン、オレンジ、レモンで、オレンジはビターオレンジの皮、レモンも皮を使います。和素材と合わせて、全部で14種。[11]

4基の蒸溜器を使い分けるつくり方

ROKU〈六〉がつくられる大阪工場の「スピリッツ・リキュール工房」には形の異なる4基の蒸溜器があり、英語版の公式サイトは、これを4種類のポットスチル(単式蒸溜器)と紹介しています。[2][9]

要は蒸溜の分け方です。職人は素材ごとに蒸溜器と蒸溜方法を選んで、それぞれの香りを生かした原料酒をつくり分け、できた原料酒をブレンドして1本のROKU〈六〉に仕上げます。[2][9]

4基の役割は、2024年7月に工房を取材したWHISKY Magazine Japanの記事に詳しく書かれています。いちばん古いのは第1号です。ロンドンのジョン・ドア社が1957年につくった銅製の蒸溜釜で、柚子の原料酒を受け持ちます。第2号はレモンとオレンジの皮、第3号はジン用のスピリッツです。[12]

ただ1基のステンレス製で背もいちばん低い第4号は、釜の中の気圧を下げ、ふだんより低い温度で沸かして蒸溜します。この方法を減圧蒸溜と呼び、緑茶や桜のような日本ならではの素材に使われています。[12]

同じ記事は、桜葉の扱いも紹介しています。桜葉はニュートラルスピリッツ(香りのほとんどない蒸溜酒)に数週間漬けたあと取り出し、野菜を加熱したような匂いが出ないよう、減圧蒸溜にかけます。[12]

伝統的なボタニカルの蒸溜は2段階です。記事によると、まずジュニパーベリーをベーススピリッツに漬けて6時間蒸溜し、その蒸溜液にほかの7種類のボタニカルを一晩漬けて、もう一度6時間ほど蒸溜します。2度目の蒸溜は、油っぽく金属的な香味を取り除くためだそうです。[5]

Difford's Guideも、桜花はステンレス製、柚子は銅製のポットスチルで蒸溜すると紹介しています。[13]

WHISKY Magazine Japanの取材は2024年7月です。サントリーはその前の2024年2月に、2025年にかけて工房を建て替え、浸漬タンクを新設し、蒸溜釜4基を更新すると発表していました。ジンの原料酒をつくる能力は、この投資で2倍になる計画でした。2026年4月の発表によると、新しいスピリッツ・リキュール工房は建設を終えています。[3][14][10]

ブランドが語る物語

手摘みした桜花が、工房の浸漬タンクに入るまでにどれくらいかかるのか。サントリーによると、およそ26時間です。[2]

ブランドは、食材がいちばんおいしい時期に味わう日本の「旬」の考え方を、ROKU〈六〉の土台に置いていると語っています。[1][9]

ブランドサイトは、サントリーのジンづくりの始まりとして、1936年発売の「HERMES DRY GIN」も紹介しています。[2]

六角形のボトルと「六」の筆文字

ボトルは六角形です。表面には6種の和素材の彫刻が入っていて、ブランドは、折り重なる香りと味の調和を表したデザインだとしています。[2]

ラベルには日本の技と情緒を表す素材として和紙を使い、そこに書家・荻野丹雪氏による「六」の筆文字が入ります。2020年に出た200ml瓶も同じ意匠で、和紙に墨文字の「六」、金色の六角形のマークが配されています。[2][11]

WHISKY Magazine Japanによると、ラベルの紙は、雲を浮かべたような繊維の模様がある「雲龍紙」と呼ばれる越前和紙で、模様が不規則なため同じラベルは二つとないそうです。[5]

メーカーが紹介する味わいと飲み方

サントリーは、香りを「桜や柚子などの日本の四季を感じられる華やかな香り」と紹介しています。味わいは「爽快感と優しさをあわせ持ち、階層的でスムースなバランスに優れた味わい」、余韻はジンらしいキレに、玉露や桜がもたらす優しい甘みがほのかに残るという説明です。[15]

サントリーがすすめる飲み方の一つがジンソーダです。分量は、ROKU〈六〉30mlに対してソーダ120mlです。季節のトッピングとして、塩抜きした桜の花、すだち、細切りの生姜、柚子を添える楽しみ方もすすめています。[16]

ジントニックはROKU〈六〉1に対してトニック4、ジンソニックはトニック2とソーダ2で、お湯割りならROKU〈六〉1にお湯4の割合をすすめています。[16]

缶入りも出ます。2026年8月には、缶入りの「ROKU〈六〉プレミアムジンソーダ」を10月6日に数量限定で発売すると発表しました。350ml缶で、度数は8.0%です。[17]

販売の約9割は海外

日本以外で売られる品は43%です。国内品の47%とは度数が違います。[15]

国内の販売数量は2019年に1.7万ケース(前年比141%)で、翌2020年4月28日には、より気軽に楽しめる小容量として、発売時の希望小売価格が1,200円(税別)の200ml瓶が加わりました。[11]

販売の中心は海外です。2024年2月の発表によると、ROKU〈六〉は60カ国以上で扱われて販売量の約9割が海外にあり、国内でも2023年の販売数量が前年の159%に伸びていました。[3]

サントリーは調査会社IWSRのデータを使った順位も毎年示しています。平均売価30米ドル以上のプレミアムジンの中で、2023年は世界のプレミアムジンランキングで3位、2024年と2025年は販売数量で2位でした。2026年8月の発表でも、約60カ国で扱われ、海外が販売数量の約9割を占めるとしています。[14][18][17]

季節ごとの限定品

2026年は季節の限定品が続きます。シリーズ名は「THE SEASONAL FESTIVAL COLLECTION」で、和素材の一つを主役にした品です。どれも度数は43.0%です。2月10日発売のSAKURA BLOOM EDITIONは、桜花と桜葉の原料酒をより豊かにブレンドし、サントリーは桜餅のような上品で甘い香りと紹介しています。希望小売価格は700mlが5,400円、200mlが1,600円(いずれも税別)です。[15][18]

夏は、5月26日に出たNORYO TEA EDITIONで、夏に旬を迎える煎茶と玉露の爽やかさを引き立てた700mlの限定品でした。冬のYUZU YUKIMI EDITIONは、柚子の果皮のほろ苦さとみずみずしい香りを生かした品で、2026年10月6日の発売が予定されています。[15][17]

空港の免税店だけで売られるBOTANICAL KASANE EDITIONもあります。1000ml・47%で、6種の和素材をより贅沢に重ねた品です。サントリーは、米のスピリッツを使って口当たりのよさと伸びのある余韻を出したと説明しています。[15]

ボタニカル

色付きはこの銘柄の特徴となるボタニカルです。

つくり手:サントリー大阪工場 スピリッツ・リキュール工房

大阪工場は、創業者の鳥井信治郎が「国産の洋酒づくり」を志し、創業の地・大阪に築いた工場です。前身の「築港工場」が建てられたのは1919年です。サントリーは、同社でもっとも歴史のある工場だとしています。

サントリー大阪工場 スピリッツ・リキュール工房の歴史とつくり方を読む >

似たボタニカルの他銘柄

よくある質問

ROKU〈六〉の名前の由来は何ですか?
日本語の「六」です。ブランドは、6種の和素材と六角形のボトルにちなむと説明しています。和素材は、春の桜花と桜葉、夏の煎茶と玉露、秋の山椒、冬の柚子です。
日本で売られているROKU〈六〉と海外の品は度数が違いますか?
違います。サントリーによると、日本の品は47%、日本以外の品は43%です。
ボタニカルは全部で何種類ですか?
14種類です。6種の和素材に、ジュニパーベリーやコリアンダーシードなど、伝統的なジンのボタニカル8種を合わせています。
ROKU〈六〉をつくっている工房は見学できますか?
2026年5月8日から、大阪工場の「スピリッツ・リキュール工房」で見学ツアーが行われています(2026年4月の発表時点)。所要時間80分、参加費3,000円(税込)の抽選予約制で、20歳以上が対象です。

参考資料

  1. The House of Suntory(Suntory Global Spirits)
  2. サントリー
  3. サントリーホールディングス(ニュースリリース 2024年2月7日)
  4. WHISKY Magazine Japan(2024年7月24日)
  5. WHISKY Magazine Japan(2024年7月29日)
  6. BAR TIMES
  7. 流通ニュース
  8. The Spirits Business
  9. The House of Suntory(Suntory Global Spirits)
  10. サントリーホールディングス(ニュースリリース 2026年4月8日)
  11. サントリーホールディングス(ニュースリリース 2020年)
  12. WHISKY Magazine Japan(2024年7月26日)
  13. Difford's Guide
  14. サントリーホールディングス(ニュースリリース 2025年2月18日)
  15. サントリー
  16. サントリー
  17. サントリーホールディングス(ニュースリリース 2026年8月3日)
  18. サントリーホールディングス(ニュースリリース 2025年12月16日)
  19. サントリー

最終更新:2026-09-28 内容の誤りを知らせる